GURPS百鬼夜翔 600CPでキャラメイク

どもー久しぶりにてんちょ〜ですよ。
夏休みの活動のメインはGURPS百鬼夜翔、しかも600CPだ。
初心者には辛いかもしれないが、経験者は250CPでは物足りなくなってるし。
てなことで、自重はしない。まあGMが、がんばって調整すれば何とかなるさ。
そんな思考のもとで、キャラメイクやっぱり二日程度かかったが取り合えず自分の分は、2体ほぼ完成したので晒しておく。

1体目はみんなご存知?危ないお姉さんこと高間かな。
基本的には、250CPで作った時のキャラをベースに発展させた形だ。
取り合えず知力を底上げして、技能を適正なレベルで取り直して追加HPと防護点を上昇させた。
残りのCPを用いて持っていた妖術の内、魅了の威力レベルを上昇させる。さらに人払いと魅了については使いやすいように限定の内容を若干変更し、威力レベル8の直接攻撃妖術(硬糸ということにする)を絡みつきと連動させて新たに習得した。
この段階で10CP程度CPが残っていたのだが満足してしまい後で考えることにしたのだ。
で、もう一体をほぼ完成させCP計算を確認していたら引っ掛かりを覚えた

    この攻撃妖術CP多すぎないか?

確認計算をしたら明らかに多かった、なんと18CPも
ここで攻撃妖術の威力を上げるのは端から選択肢に入っちゃいないが、非常に面白いアイディアが脳裏に浮かんだ。

    妖怪ネットワークのたまり場にCPを払えるのではないかと。

思い立ったらすぐ計算。
まず場所に関しては我が家に10CPも払っておけば十分だと思われるので考えない。駄目だといわれたら我が家に払った10CPを5CPづつに分割すればいい。
場所は我が家の位置になるが、今まで所属していたたまり場と場所が違うので必然的に別の場所になる。ごく一部の高間の趣味に合う人物に対してだけ開放するのには都合が良いが、離れていると依頼人を連れ込んだりするのに何かと使いにくい。かといって近くにあるのは二箇所目のたまり場の意味がないので離れた場所がいい。
よって門の機能を付加することに。距離は10kmあれば十分だが物理的な通路では意味がないので必要CPは8CP。
門の機能を付加すると「無用の方お断り」か「あるはずのない場所」の増強をしないと一般人にも門が使えてしまうのでどちらかの増強を施す必要が発生する。今回は招かれたものと妖怪に困っている女性およびネットワークの妖怪以外出入りして欲しくないので「あるはずのない場所」を採用することにする。必要CPは40CP。
合計は48CP。ひねり出そうと思えば可能な数値だ。

まずは戦闘時に使う妖術について見直す。絡みつきと硬糸には連動がかかっているので威力を片方だけ下げて射程が食い違うのはまずいが、精度レベルは18も取っている。戦闘メインではないのだからここは16程度で十分すぎるほどだろう。
下げる。片方に付き8CP合計16CPを捻出する。
次に見たのは防護点、どうせ大部分は戦闘中にしか役に立たないのだ常時8点も必要ないはず。5点分に「妖怪時のみ」の限定を施すことにする。
20CPから0.7倍の14CPへ6CP捻出。
微妙に不足していたので追加HPを削ることに。HPの合計が112と微妙な数字だったので、きりのいい100点丁度に変更。
12÷2=6CP捻出

合計28CP。余っていたCPと合わせることで、晴れてネットワークのたまり場分48CPが捻出されたので、早速突っ込む。後に引く気などサラサラない。いっそのこと独立した小規模ネットワークにして、高間をマスターにしてしまうのもいいのだが後で考えることにする。(小規模ネットワークにすれば必要CPは5CPなのでなんと15CPも浮くことになる。魅力的な案なのだがモチベーションの低いキャラなのが問題か)
結局このキャラ、人間としての顔とネットワークに118CPも突っ込んだキャラになった。


二体目は新規キャラのコハクさん。刀と相手の行動を封じる魔眼で戦闘する14〜5歳程度の古風な女の子だ。
まずは基礎能力値を決定し、次に刀の威力となる追加体力を取り、必要な技能と妖力を取ってから補正することにした。
まずは能力値の決定。人間変身時はそこまで必要ないが、イメージのためだけに敏捷16は確保する。
他の能力値は生命力と知力は平均で体力は追加を取って限定を施すので低めに設定する。
次いで強力な特徴「武芸の達人」と妖力「超反射神経」を取る。ついでにこれらと相性のいい「妖怪知識」も取っておく。刀で戦うキャラなので「武器の手分離型」と刀技能を修得し、攻撃しつつ受けを行えるよう、「攻撃回数増加」を+2回で習得する。
ダメージは8Dあれば満足なので、それを基準に追加体力を決定する。刀技能の5分の1と「武器の手分離型」で追加した打点が4Dだったので最終的な体力は22必要。ここまで上げる。
さらに追加HPと防護点その他必須となる妖力を取り、ここで一度CPを計算してみる。

   どう見ても足りません。本当にありがとうございました

とりあえず人間としての身元、少しはシティーパートをこなせる技能を取り・・・オーバーするのは確実です。
妖術は人払いLv1すら追加で取れそうにないので必死になって都合のいいものを探す。どこかにシティーパートでも戦闘時にもある程度使えてイメージにもぴったりな都合のいい妖術は無いか、出来るなら習得に必要なLvコストも低いとなお良いのだが。
そんな都合のいい妖術があるはずも・・・あったよ。
その名も『困惑』かかると相手は放心する。Lvコストも4と低めだし、精神系妖術の癖に精度レベルが敏捷基準。ベストではないか。
こいつをとることにする。範囲方なのでLvは範囲が広がる10を目標とする。まずは「瞬間」20%と「本人無効」20%の増強を行い、めいっぱい限定を施す内容的には条件限定の「常動」-15%(N向けだがGMになりうる人を説得した。)、「視覚効果」-10%、持続するので「毎ターン抵抗」-40%(これはおいしい)、「強制解除」-10%に「邪気が漂う」-10%と「射程減少」-5%をかけて-50%まで落とし込んだ。
無論CPがオーバーしているのでひたすら削る作業。
防護点の一部を「妖怪時のみ」にしHP上限を削る。まったくといって良いほど足りないので最もCPを消費している追加体力に手を加えることにする。
まずは基礎体力を8まで落とし込み差分に「妖怪時のみ」を適用することでCPを削る。人間時の姿は14〜5歳の女の子だからむしろ自然だ。それでも足りないので刀を振る両腕と胴体部分の体力にも差をつける、「腕部のみ」を18〜22までに適応する。
「困惑」も威力レベルを半分にし、「射程減少」をなくし変わりに「範囲拡大」+20%をかけたら威力Lv5だけと引き換えに5CPひねり出せたので実行する。
それでも10CP不足したのだが福音がもたらされる。
  戦闘中に使用する妖力に「疲労点消費」を適応する場合消費するのは10ターンごと。
10ターンに2点程度なら余裕です。「疲労点消費」2Lv-10%を攻撃回数増加に。
かくしてぎりぎりのCPで出来上がったわけだが、サタスペGMだったり黒川の中の人だったりする人から悪魔の囁き
   でも「攻撃回数増加」は取ってるけど「加速」は取らなかったんだね。
いや100CPは重いですよ。と思ったものの-50%まで限定すれば50CP。行動自体が2倍になるから「攻撃回数増加」を1Lv下げても4回切れると聞くとやりたくなります。
「攻撃回数増加」は増強と限定の合計で-30%補正されていたので、Lv1に落としつつ-50%限定を施せば70-25=45CP捻出できる。よって「疲労点消費」を両者ともに4点分つまり合計8点かければ、あと5CP捻出するだけでいいことに。
しかしこの5CPが遠い何しろ施せる限定は全て施したあとなのだ。何とかして5CPひねり出そうとルールブックを眺め続ける羽目に。
やはり無理かと諦めかけていたのだがここで二度目の福音がもたらされた。
見つけたのは人間としての外見についてのルールの中、其処にはこんな項目があったのだ。

特異 -5CP 反応-1 悪いというより他にめったに無くぎょっとさせられる容貌です。目や髪の色が異様だったり肌に不思議な模様があったりします。人ごみの中では隠さないと目立ってしまうでしょう。特例としてこの容貌は他の容貌と重ねてCPを合計することも出来ます。

     ―特例としてこの容貌は他の容貌と重ねてCPを合計することも出来ます。―

つまり既に取っている美人(妖怪としての容貌を異界の美にしたので10CP)と合算して5CPで美人+特異として収得できる。
5CP捻出できたので実行。
結果「攻撃回数増加」ONで6点、「加速」ONで4点疲労を消費し引き換えに4回刀を振れるようになりましたとさ。
因みにこのあと高間のほうのネットワーク増設してを独立させそちらの所属にすれば15CPも浮くことがわかった。凄くへこんだ。

とまあGURPSのキャラメイクについて書くとこんな分量になってしまうのはお約束ですかね。
今日はこの辺でお開きということで