旧ポケやろうぜ 99カップ考察編その1

ども。2年になりきれてない気がするたまごGMです。
99カップの戦略等がわからないよ〜という人がいましたので、稚拙ではありますが考察をしていきたいと思います。

サークル内大会のルールについては、募集編を参照。2010/4/22:要項できました。
便利リンクっぽいの。

募集編
考察編その1
募集要項
本当にやれるの?編
大会まとめ

追記:ダメージの計算式が誤解しそうな表現だったので、脚注を入れました。

使用ポケモンの能力比較

名前 タイプ HP 攻撃 防御 素早さ 特殊
フシギソウ くさ/どく 166 113 114 111 131
リザードン ほのお/ひこう 184 135 129 151 136
カメックス みず 185 134 151 129 136
バタフリー むし/ひこう 166 96 101 121 131
スピアー むし/どく 171 131 91 126 96
ピジョット ノーマル/ひこう 189 131 126 142 121
ラッタ ノーマル 161 132 111 148 101
オニドリル ノーマル/ひこう 171 141 116 151 112
アーボック どく 166 136 120 131 116
ライチュウ でんき 166 141 106 151 141
サンドパン じめん 181 151 161 116 106
ニドクイン どく/じめん 196 133 138 127 126
ニドキング どく/じめん 187 143 128 136 126
ピクシー ノーマル 201 121 124 111 136
キュウコン ほのお 179 127 126 151 151
プクリン ノーマル 246 121 96 96 101
ゴルバット どく/ひこう 181 131 121 141 126
ラフレシア くさ/どく 181 131 136 101 151
パラセクト むし/くさ 166 146 131 81 131
モルフォン むし/どく 176 116 111 141 141
ディグダ じめん 116 106 76 146 96
ペルシアン ノーマル 171 121 111 166 116
ゴルダック みず 186 133 129 136 131
オコリザル かくとう 171 156 111 146 111
ウィンディ ほのお 196 161 131 146 131
ニョロボン みず/かくとう 196 136 146 121 121
ユンゲラー エスパー 146 86 81 156 171
カイリキー かくとう 196 181 131 106 116
ウツボット くさ/どく 186 156 116 121 151
ドククラゲ みず/どく 186 121 116 151 171
ゴローン いわ/じめん 161 146 166 86 96
ギャロップ ほのお 171 151 121 156 131
ヤドラン みず/エスパー 201 126 161 81 131
コイル でんき 131 86 121 96 146
カモネギ ノーマル/ひこう 158 116 106 111 109
ドードリオ ノーマル/ひこう 166 161 121 151 111
ジュゴン みず/こおり 196 121 131 121 146
ベトベトン どく 211 156 126 101 116
パルシェン みず/こおり 156 146 231 121 136
ゴースト ゴースト/どく 151 101 96 146 166
イワーク いわ/じめん 141 96 211 121 81
スリープ エスパー 166 99 96 93 141
キングラー みず 161 181 166 126 101
ビリリダマ でんき 146 81 101 151 106
タマタマ くさ/エスパー 166 91 131 91 111
ガラガラ じめん 166 131 161 96 101
サワムラー かくとう 156 171 104 138 86
エビワラー かくとう 156 156 130 127 86
ベロリンガ ノーマル 196 106 126 81 111
マタドガス どく 171 141 171 111 136
サイドン じめん/いわ 211 181 171 91 96
モンジャラ くさ 171 106 166 111 151
シードラ みず 161 116 146 136 146
アズマオウ みず 186 143 116 119 131
ヒトデマン みず 136 96 106 136 121
バリヤード エスパー 146 96 116 141 151
ストライク むし/ひこう 176 161 131 156 106
エレブー でんき 171 134 108 156 136
ブーバー ほのお 171 146 108 144 136
カイロス むし 171 176 151 136 106
コイキング みず 126 61 106 131 71
ブースター ほのお 171 181 111 116 161
ポリゴン ノーマル 171 111 121 91 126
オムスター いわ/みず 176 111 176 106 166
カブトプス いわ/みず 166 166 156 131 121
プテラ いわ/ひこう 186 156 116 181 111
ファイヤー ほのお/ひこう 196 151 141 141 176
ハクリュー ドラゴン 167 135 116 121 121

ダメージの算出

((At*Pw/Df*0.44)+2)*\frac{x}{255}

この計算式は攻撃側のLvが50の場合のものです。(定数にLvを組み込んでいる)
したがって、他のLv時には適用できないのでご注意ください。
また、計算の随所で端数切り捨てが行われるため、ダメージに誤差が生じる可能性もあります。
参考資料に、完全な計算式が載っています。

At
攻撃側の能力値(物理攻撃ならこうげき、特殊攻撃ならとくしゅ)
Pw
技の威力
Df
防御側の能力値(物理攻撃ならぼうぎょ、特殊攻撃ならとくしゅ)
x
217〜255のランダムな値

これにタイプ相性、自分と同タイプなら1.5倍などの修正が加わります。
急所の場合、0.44部分が0.84となります。じばく・だいばくはつの場合、相手の防御を半分として計算します。

ちなみに物理攻撃はノーマル・かくとう・いわ・じめん・ひこう・どく・むし・ゴーストタイプの技、特殊攻撃はほのお・みず・こおり・くさ・でんき・エスパー・ドラゴンタイプの技です。現在とは違い、技のタイプのみによって決定されます。

技分析

うたう・さいみんじゅつ・ねむりごな・キノコのほうし
相手全てををねむり状態にし、その間に押し切ろうとする戦術。しかし、ポケスタでは眠らせられるのは1体までで、最大でも3ターンで起きる。さらに99カップでは催眠技を使える有用なポケモンが少ない(ゴースト・ウツボットパラセクトあたり?)ことからこの戦術をとる人は少なかった。
ふぶき
GB版においては、9割命中・3割凍結の鬼畜技。ただしポケスタでは1割凍結に変更されている。凍結は期待せずとも、水タイプの対草技としては有用である。
はかいこうせん
ポケスタ1までは、相手を倒した場合反動がないため、とどめの一撃として使われていた。ポケスタ2では「当たっても外れてもゴーストに効果無しでも問答無用で反動あり」とかなりの弱体化をされた。散り際の一撃や、ペルシアンの急所1/4に賭けるなど、限定的な使い方になる。
サイコキネシス
エスパー最強の技。さらに約3割の確率でとくしゅを1段階下げる*1。今大会にエスパー技を半減できるポケモンユンゲラー・スリープ・タマタマ・ヤドラン・バリヤードだけで、さらにとくしゅ低下によるこちら側のメリットも大きいので、迷ったら使って構わない。
きりさく・はっぱカッター・からてチョップ・クラブハンマー・きあいだめ
この時代の急所率は(そのポケモンのすばやさ種族値)/256であり、素早いポケモンほど火力が高かった。さらに「きりさく」のような急所に当たりやすい技の場合は(そのポケモンのすばやさ種族値*4)/256であり*2、すばやさ種族値が64以上あればほぼ急所に当たる(命中率100の技が当たる確率と同じ)。そして急所に当たると能力変化を(良いものであれ悪いものであれ)すべて無視するので安定したダメージを与えられる。99カップにおいては、ペルシアンの「きりさく」があまりにも有名で、大抵のポケモンを3発で沈められる。また、積み技無視というメリットから、「はっぱカッター」を大会で唯一使えるウツボットもよく使われた。きあいだめはポケスタ1までは、ほぼ意味のない技であったが、ポケスタ2では通常技を急所技にする効果を持つ。ちなみに「かまいたち」は、この時は急所技ではありません。
じわれ・つのドリル・ハサミギロチン
3割の確率で相手をひんしに持ち込める運要素の強い技。ただし自分のすばやさが相手のすばやさ未満だと、「ぜんぜんきいてない」と表示され絶対に当たらない。この大会で使えるのはすばやさが微妙なポケモンばかりだが、「こうそくいどう」や「でんじは」ですばやさを変化させても有効なため、メインとして使う場合はこれらの技を入れたい。またヤドラン対策としても有用であり、場合によってはヤドラン対決を考慮して、ヤドランに「じわれ」を覚えさせる場合もある。
まきつく・しめつける・からではさむ・ほのおのうず
2〜5ターンの間、継続してダメージ。その間、相手は攻撃不可。またこちらも、他の技での攻撃不可(どくなどのダメージは受ける)。先制でずっと使っていれば、相手の攻撃を封じることができる。交換で解除されるため、すばやさの遅いポケモンに対しては交換強制力がある。なおこの交代時に攻撃側の技はキャンセルされるため、出てきたポケモンにダメージが通ることはない。ヤドランのような足が遅く、長く居座られると厄介なポケモンをごまかせる。
かげぶんしん
ポケスタ1までは数回積めばほとんど攻撃が当たらなくなる技。ポケスタ2では若干弱体化したため、積んでいる間に倒される可能性はある。回復技の使える耐久型に持たせたいところだが、99カップでは耐久型ができるポケモンの候補が少ないのが難点。
どくどく
上記の「かげぶんしん」の対策になり、さらに耐久型の決定力となる。ポケスタ2で「みがわり」の仕様が変更され、失敗する可能性が高くなっていることに注意。また、どくタイプに効かないことにも気をつけたい。
でんじは・しびれごな・へびにらみ
まひすると、すばやさが1/4となる。ヤドランのような鈍足アタッカーが増えたため、すばやさのサポートに使える。また、1/4の確率で行動不能になることにも注目したい。ただし、「みがわり」やじめんタイプなどで対策されることもある。
カウンター
ノーマルとかくとうタイプの技を倍返しする*3。前大会の優秀な物理アタッカーは大抵じしんを持っていたので対策されていた。だが、今大会優秀な物理アタッカーであるペルシアンの物理技はノーマルのみである。ペルシアンの「きりさく」2発で落ちるユンゲラーなどが返しとして持っていることが多い。これを恐れて、「みがわり」で様子見するペルシアンも現れるほどである。
みがわり
今大会の功労者。今までは「なきごえ」などの能力を下げる技と「メガドレイン」などの体力吸収技を防ぐのみであったが、今大会で状態異常も防げるようになった。これにより敵の初手状態異常技を無駄打ちさせ、「みがわり」分、役割遂行ターンが増えることとなった。この「みがわり」を読んで、最初から攻撃技を繰り出すことも考える必要が出て、まさに読み合いとなった。後期ではペルシアンの「カウンター」対策としても使われるなど、用途は幅広い。技スペースに空きができたら、とりあえず入れておきたい。ちなみに、「みがわり」中に「そらをとぶ」を使うと、とてもシュールである。
ドわすれ
とくしゅを2段階上げる*4恐ろしい技。このカップではニョロボンゴルダック*5、そしてヤドランが使えるが、「サイコシネシス」が使えることや耐久力があることから、ほぼヤドランが使われていた。この時代では「とくしゅ=とくこう=とくぼう」であるため、火力と耐久力を同時に上げることができる。ただ、急所に当たると全ての補正が無視されるため、「はっぱカッター」にめっぽう弱い。
ほえる・ふきとばし
金銀になるまでは強制交換の効果はなく、ただのカラ技です。積み対策にはなりえないので、気をつけるようにしましょう。
リフレクター・ひかりのかべ
相手の物理攻撃(「リフレクター」)、特殊攻撃(「ひかりのかべ」)を半減する。金銀以降と異なり、半永久的に場に残る代わりに、ポケモンを入れ替えると効果が消えてしまう。言うなれば劣化版「バリヤー」・「ドわすれ」。また例のごとく、急所の場合無視されるので、ペルシアンの「きりさく」は耐えきれない。
やどりぎのタネ
毎ターンごとに相手HPの1/16を吸収。「どくどく」と同じルーチンを使っているのか、なぜか「どくどく」と一緒に使うと吸収量も増える。しかし、このカップでこのコンボが使えるのはタマタマのみである。
くろいきり
ポケスタ1までは両方の能力変化や一部の補助技効果*6、そして敵の状態異常を回復させる技だったが、ポケスタ2では、自分の状態異常も治るようになった。ようやく使える技になるかと思いきや、今大会で使えるポケモンマタドガスゴルバットだけであり、「みがわり」に完全にその役割を奪われる形となった。
じこさいせい・ねむる
体力回復技。ただし、それなりの耐久力がないと役割遂行ターンを延ばせない。具体的にいえば「じこさいせい」なら2発、「ねむる」なら4発を耐える必要がある。「かげぶんしん」などの積み技と併用したい。また、「じこさいせい」は状態異常に弱いので注意。ちなみに、99カップで「じこさいせい」を覚えるのはユンゲラーヒトデマン・ポリゴンだけである。

参考資料

雑記

疲れたのでとりあえずここまで。
次はヤドランとペルシアンの考察をやる予定。

希望があればコメント欄で。意見とか間違い指摘も同様に。

*1:能力値が-n段階だと1/(1+n/2)倍

*2:ただし最大でも255/256

*3:物理攻撃ではなく、なぜかこの2タイプのみ

*4:能力値が+n段階だと、1+n/2倍

*5:ポケモンスタジアム2の「でんどういりのやかた」で、ドわすれコダックが貰える

*6:こうげき・ぼうぎょ・すばやさ・とくしゅの値・「やどりぎのタネ」・こんらん・「どくどく」(普通のどくになる)・「リフレクター」・「ひかりのかべ