Nintendo Land どうぶつの森キャンディーまつりについて


WiiUNintendo Landというゲームには非対称の多人数対戦ゲームがいくつかありますが、その中でも「どうぶつの森 キャンディーまつり」が最もバランスがよくゲーム性が豊かで研究する価値があると私は思い、プレイを重ね色々と考察したのでここにそれを記します。

このゲームはWiiU GamePadを操作する側とWiiリモコンを操作する側でやることが違っているので、それぞれ分けて書きます。


<モンバン側(WiiU GamePad操作)>
・挟み撃ちのコツ
相手が操作ミスや判断ミスをしない限り、モンバン1人ではキャンディを持っている数が少ないどうぶつに追いつけません。よって、いかにして2人で挟み撃ちにするかが重要になってきます。
慣れないうちはモンバン両方を同じような方向に動かしてしまいがちですが、片方のモンバンは多少大回りしてでも別のルートをふさぐような動きをとるように心がけるとよいです。
モンバンを離すことは挟み撃ちの体制を整えるというだけでなく、見ることができる範囲を広げて相手の動きを把握しやすくすることにもなるので効果的です。
では具体的な挟み撃ちのコツですが、一言で言うと「牽制」です。
キャンディーがたくさんあるところ(壁際や四隅が多い)からの逃げ道は大雑把に分けると大体どこも3〜4つほどのルートになります。
ですがモンバンは2人しかいないのでただ追っているだけでは当然空いているルートから逃げられます。
だから片方のモンバンは追いつつも、もう片方のモンバンは追うのではなく2、3のルートを「ふさぐ」ことに徹するのです。
そうすれば徐々に確実に相手の選択肢は無くなり、詰みます。
詰みの状態ができるのは必ずと言っていいほど下図のような壁が2つとモンバンが2人存在する状況においてです。
となると挟み撃ちをする際は壁や隅に近い相手を選ぶと早く楽にできる可能性が高いでしょう。

しかしこのようになった場合でも道の幅などを考慮すると完全な詰みではないこともあるので捕らえるまで気を抜かないようにしましょう。
それと、モンバンはタックルをすることができますが、相手が上級者の場合安易に使うと避けられてせっかくのチャンスを逃しかねません。
挟んだのに隙間を抜けられてしまったときや、確実に当たるときのみ使うようにしたほうが賢明です。
ここまではモンバン側をプレイする上で不可欠な技術と言っても過言ではありません。挟み撃ちができる状況でそれを逃してしまうと勝つのはなかなか難しいです。


・対複数での立ち回り
1vs1の場合なら上記のことを頭に入れておけばある程度戦えるかもしれませんが、相手が2人、3人となってくるとそうもいきません。
1人にかまけている間に残りのどうぶつだけで必要数キャンディーを拾ってしまうということも多々あります。
では相手が複数の場合ではどのように動けばよいのでしょうか。
まず、どうぶつ側はキャンディーを何箇所かにまとめて置いておくという戦法をとることがあります。
そうすることでキャンディーをたくさん拾う際に移動する分の時間が無くなり、モンバンに追いつかれる前にほうばりきることが容易になるからです。
これをそれぞれ離れたところでやられると1人だけを狙うことが難しくなり、モンバン側は辛い状況になります。
そうなったときにまずモンバンがやることは、それぞれで1人ずつキャンディーを多く持っているどうぶつを追い回すことです。
一見あまり意味が無いように思うかもしれませんが、どうぶつは逃げながらキャンディーを吐くわけですからまとめて置いておいたキャンディーが散らばることになります。
すると先ほどより多少時間に余裕ができるというわけです。まだ足りなければこの動きを何度か繰り返し、その後隙を見て誰かを挟みに行きましょう。
しかしそうは言ってもやはりキャンディーを離れたところにまとめて置くという体制をとられると辛いのは事実です。
できることならばそうさせないように行動、または早々に決着をつけてしまうのが一番だと思います。
キャンディー残り数の減り具合やマップ全体を見て今誰を追うべきかを即座に見極めて惑わされないようにしましょう。




<どうぶつ側(Wiiリモコン操作)>
モンバン側に関する記述から推測できることも多いと思うのでこちらは簡単に書きます。
・1vs1での立ち回り
1vs1でのルールの性質上木を何本もあけるのは難しく、普通は1本多くても2、3本が限界でしょう。
だからこそ、最初の10秒のうちにあけておく木は重要になると思われます。
私は皿に近い木をあけておくことを推奨します。もうお分かりかと思いますが、運ぶ時間が短くて済むからです。
最初木をあけた直後以外は、基本的にキャンディーは1個ずつ運ぶのが鍵だと私は思います。
つまり相手も自分も凡ミスをしなければ持久戦になることは必至ではないでしょうか。
終盤ライフに余裕があるのであればライフを犠牲にして畳み掛けてしまってもよいと思います。



・複数プレイでの立ち回り
モンバンが動き出した後は皆が同じ場所に集まれることはあまり無いので、開始までの10秒間ではそのプレイ人数であけられる最大の木をあけておきましょう。
位置を特定されていてつかまりやすくなるリスクはありますがルートの選択を間違えなければほぼ挟まれることなく逃げることができると思います。
その後ですが、やはり離れた場所にまとめてキャンディーをためておいて、機を見計らって一気にほおばるという戦法が安定すると思います。
その理由は、キャンディーを多く持ったまま移動するとモンバンに近づかれたときに逃げながら捨てることになり、キャンディーが点在することになるので回収しづらくなるからです。
また、キャンディーを持ったままでは移動速度が下がり挟み撃ちされそうな状況から逃れにくくなるという理由もあります。
そういうわけで先述の戦法が効率的だと思います。
キャンディーを置いておく箇所はどうぶつの数+1くらいがよいのではないでしょうか。
あまりに多くの数を同じ箇所に置いてしまうと逆にそこをモンバンに陣取られて厳しくなってしまうかもしれません。
万が一そうなってしまった場合はキャンディーを少しずつ違う場所に移動させるとよいです。
そしてほかのどうぶつに任務をスムーズに遂行してもらうために自分が囮になってモンバンをひきつけることも時には重要です。
囮であることがばれないようなさりげない行動や、言葉を交わさなくても役割を把握できる判断力が必要だと思います。
どうしてもモンバンに捕まるときはキャンディーをできるだけ捨ててしまいましょう。持ったまま捕まるとそのうちいくつかがゲームから除外されるので不利になります。
慣れてきたらほかのプレイヤーの画面を時々見てモンバンの位置を大まかに把握できるとよいですね。



<最後に>
このゲームはNintendo Landの中で一番面白い(と思う)のですがなぜかステージが一番少ないのが残念ですね。
1vs4はモンバン側がなかなか難しいのですがテレビ画面を見てしまえば割といい勝負になると思います。
テレビ画面を見てはいけないとも言われてない(確か)のでそこはあえて製作者がぼかしているんでしょうか。
色々と書きましたが助長になるのでカットした部分もありますし自分でプレイをしてみないとわからない部分もあると思うのでぜひ興味のある方はご自分で研究してみてください。
読んでくださった方はありがとうございました。(ゲー研会員ちくりん)