サタスペ 〜メイドさんと交渉術〜

 サタスペ リプレイ

8/5 〜メイドさんと交渉術〜


参加メンバー by成長とDDの偏見

DD :私。前置きもなしにリプレイに入るという斬新な書き方にしてみる。
    斬新過ぎてダメな気がしないでもない。長文ごめんなさい。しかし暑いですね。
布都 :『殺し屋』を手に入れた。
    『ハメ技』を覚えてますます鬼人化。それにしてもこの女子高生ノリノリである
則大 :『親分』を手に入れた。
    『仁義なき戦い』による不意打ちを虎視眈々と狙う。すっかりパーティーのまとめ役。
マイク:『情報屋』を手に入れた。
    が、それ関係無しにマイペースに動く。やっぱり地味においしいところを持っていく。
雪野 :『情報屋』を手に入れた。
    本人結果にちょっと不満そうだった。『殺し屋』が欲しかったみたいだが、まぁ頑張れ。
ユーリ:『情報屋』を手に入れた。
    『出不精』になってしまい、引きこもりにクラスチェンジ。チームの検索エンジン

7/22のレポも参照していただけるとより楽しめるかと。


はじめに

 前回の反省点を生かそうと思う。反省点としては、

  • ショットガン怖いよ
  • ルールを(なるべく)正しく使おうよ
  • 遅刻すんな
  • ダメージのバランス調整しようか

 3番はともかく、1と4はルールを使いこなしていけば問題はないはず。
2は皆もサタスペに慣れただろうし、まぁいいだろうと。
あと、この面子〈恋愛〉があんまり高くない。てことは、…そういうことですね?


全体的な流れ

 酒場にたむろっているPC達。昼間から酒を飲んでいたり酒場なのに読書をしていたり刀をチキチキやっていたり、とにかくたむろっている。
 そんなPC達に息を切らして駆け込んでくるのは、イイトコの兄ちゃん、平井・誠と御付のメイド、晶乃。誠曰く、「頼みたいことがある!」。…だから則大さん、息切らしている人にジンなんか勧めないで下さい。誠とPCの話を要約すると、「何かよく分からないけれど命狙われているから[山田家]まで僕たちを護送してくれよ」とのこと。
 発言力の強い布都さんが「金持ちにコネ作っておくのは良いでしょ」ということで依頼を受けることに。この時点で報酬の話が出なかったのだが…いいのか?まぁ、DDとしては依頼を受けてくれたので一安心。


 今日は遅いから休んでおきましょう、ということで金持ちな則大さんの家に集まって寝ることに。何人かは半眠で警戒態勢をとるが、冷静に考えると半分寝ていたらまともに警戒できていない気がする。
 だからというわけではないが早速エンカウントを起こさせていただく。
 DD「ユーリさん。何か身体を揺すられているよ。あと首になんか冷やっこい感触」
 ユーリ「…すげー嫌な予感するんだが。まぁ、起きるしかないよな」
 DD「ん。じゃあ、全裸でナイフを突きつけた美女が添い寝してくれているよ」
 ユーリ「………え。…どうしろと?」
 DD「『やぁ、マイダーリン』などとのたまっていますが」
 ユーリ「は?何で?」
 DD「『嫌だなぁ、あんなに情熱的なメールを送ってくれたじゃないか♪』とのことで」
 一同「「あいつかぁ!!」」
 そう、この美女は前回ハプニングで誤送してしまったメールの送り先である。『スリ(の拡大解釈)』によって盗聴器を忍ばせ、『神出鬼没』で部屋に無断侵入し、『接敵』で隣に入ってきたという無駄に凄いコンボをかまして侵入してきた。…ここまでしておいてなんだが、今回の事件には全く関与していなかったりする。
 ともかく、ユーリさんが呆然としている間に好き勝手に話す変質者。どうしようもないユーリさんにはどうしようもなく、呆然としているだけ。好き勝手に話して侵入者も気が済んだのか、ようやく帰る気配がする。去り際に一言だけ、「メイドには気を付けることだね」と言って、全裸のまま窓から飛び降りて立ち去った。
 ユーリさん、しばらく開いた窓を眺めて結論。「これは夢だな」。静かに窓を閉めたのでした。


 情報収集開始。

 とりあえず「何で追われているの?」「誰に追われているの?」が知りたいPC達。いきなり引きこもりを始めたユーリさんと、こっそり動いているマイクさんが情報を集める。一応ということで雪野さんは原付で[山田家]の様子を見に行くことに。
 雪野さんが山田家前に行くと、なぜかメイドさん達がうろついている。布都さんの推理では「連れ戻そうとしている[平井家]のメイドか?」とのこと。が、誠に聞くと「いや、メイドは外部から雇ったんだ。[B−made]ってところからね」とのこと。
 この時点で(何で外部から雇ったメイドさん達がわざわざ2人を探しているんだろう?)とか思ってくれると話は早かったのだけれど、そうは思わなかった様子。雇われの可能性もあるし、疑うには根拠が薄いか。
 追われている原因を探すのは置いておいて、引渡し先の山田さんは信用できるのか?ということも同時進行で調べる。ちょい暴力系な人たちだが、義には厚い人たちと判明。本人たちの希望もあるし、ここに引き渡すことで問題なし、となった。


 ここまでで1日が経つ。
 ここで「追われている身ならさっさと逃げたほうがいいな」という考えが出てくる。引渡し先も問題なさそうなので、早速目的地へ車でLet’s Go。DDとしては前回のように洗いざらい調べてから逃走開始、と思っていたので内心ちょっと焦る。追われている原因ぐらいは調べきると思ったのだが、とっとと逃げるという考えも理解できる。期限を明確に示しておけばよかったのかな?
 ともかく、車でまったり走っていると、突然後ろからものすごいスピードで追いかけてくる車が!ということでサタスペ名物ケチャップ(車の追いかけっこ)が始まる!さぁさぁ、デッドヒートでもやりましょうか!今回やりたいことのひとつだったので、DDのテンション上がっているぞ!
 ………………
 あー、結論だけ言います。2ターン目にこっちのファンブルであっさり自爆しました。チクショー…


 そんなこんなで[山田家]前。何かメイドさん達がたむろっています。さてどうするか?
 布都「車で突っ込むか?さすがに轢くのは可愛そうか」
 マイク「らじゃ」
 …なるほど、そうきますか。考えてみればそれが一番安全なんだよな。何で俺は「歩いてくる」と想定していたんだろう?
 ここでハプニング発生。DDは山田家ビル「の前」にメイドがたむろっている、と思って説明した。が、PC達は山田家ビルのそこそこ前方(30mくらい離れたところ)にたむろっている、と捉えてしまった。少しもめて結局PC達の考えが通ったが、今考えるとビルの前でメイドがたむろっていたら明らかに目立つよね。PC達が正解だ。説明不足も気をつけよう。
 そんなこんなでドリフトでビル前に付けると同時、蜂の巣にされる軽自動車(雪野「私のマイカーが!」)。ぼろぼろになった車を盾にしつつ、ビルの中に誠達を逃がす。
 ビルの中に向かってどんぱちやらかしてもよかったのですが、メイド達にも事情があったので大人しく引き下がることに。…死亡者どころか怪我人ゼロだよ。


 これで誠・晶乃ペアは無事に送り届けたのでミッション達成…なのですが、何で狙ってきたのかとか狙ってきた奴らの正体がいまいちよく分からないとか、疑問は残っている。実時間も残っている。
 と、いうわけで後半戦突入。正直、そんなん想定していなかったので半分アドリブだった。


 状況は[山田家]に立てこもる(メイドが見張っている)布都さん、則大さん、自分の怪我を治療する雪野さん(狙撃しようとしてファンブルして銃を暴発させた)、家にこもりっぱなしのユーリさん、…ええと、マイクさんが何していたか思い出せない。ごめん。(布都さん曰く、[山田家]に立てこもっていたのはマイクさんで、則大さんはアジトに帰っていたそうで。8/13日修正)
 ともかく、怪我を治療しながら調査をする一同。則大さんは駄目元で[山田家]に聞き込む。雪野さんは医者に行かずに治療。なぜか仲良くなった[山田家]の用心棒と組み手をする布都さん。引きこもりながらパソ(OS:窓)で調べるユーリさん。…まともに動いているのは2人だけかよ。
 すると、生ける検索エンジン・ユーリさんがメイドさん達の正体をGet。[B−made]という組織に属している集団だった。これだけならすでに分かっている情報だが、実は親独派兵器会社ともつながりがあるというかなりきな臭い連中。
 同時に「変装して車に乗っていけばばれなくないか?」という案が。じゃあ、ということで車を調達する。


 …するんだよ、布都さん?貴女は何で堂々と見張りメイドさんのところに行きますか!?メイド達は武力がそう強いわけでもないので厄介ごとは避けたい。ので、結局来るのを呆然と見るしかない…次はコンビーナート出してやる。
 ともかく、この大胆な(といっていいものか)脅迫行動で隊長メイドとの交渉の機会を得る。


 さて、時間を飛ばしてメイドと緊張の対談。場所は[B−made]が経営する酒場のVIPルーム。
 来たのは隊長メイドの『グリーン』通称ミドリさん、副隊長メイドの『モーニング』。PCサイドは則大さんと布都さん。部屋に入るなり机に脚を乗せる布都さん。だから何でそんな喧嘩腰なんですか。
 まずわかったのが[B−made]の正体。メイドとして潜入し、篭絡、会社などを乗っ取るとんでもない集団だった。
 [B−made]が誠と晶乃を追い掛け回していた理由は晶乃の裏切り。よって、ここで晶乃を見逃すと面子が立たない。一方、PC達も一旦仕事として受けていた以上、晶乃を引き渡すわけにも行かない。
 ここで則大さんの提案「お前さんとしては『制裁した』という事実が必要。なら、こっちで死体を用意するからそれで手を打ってくれ」。…おお、そういうのもありか。まぁ、晶乃は[B−made]の下っ端だったし、[B−made]も被害食らっていないし、早く解決したいしなのでそれで手を打ちました。
 なお、このシーンで一番びびったのは則大さんの歳が16歳という設定だったことだったことを付け加えておく。


 ということで事後処理をぽそぽそとやっていきます。大まかにまとめると「料理教室」「死体調達」「昼間から何してんのあんたら」。
 出発前に、お手伝い兼監視で付いてきたミドリさんに料理を教わる布都さん。妙なところ乙女です。則大さんも自分の部屋に監視カメラとか取り付けているし、雪野さんも壊れた銃を買いなおしているし。素直に車を用意するマイクさんがとてもいい子に見えます。
 同時刻、ユーリさんが動く。先ほどの変質者と接触してみたのだ。いきなり誘惑(アプローチ)を掛けられるユーリさん。身の危険でも感じたのか(サタスペでは相手に惚れてしまうと命令にほぼ逆らえなくなる)、精神力全消費で誘惑し返す。ボーナスも結構付いていただけあって、なんとか落とすことに成功した。ちなみに誘惑返しにとった行動は、ここにはとてもかけない行為だった。
 死体調達のときにはあんまり面白いことは無かった。マイクさんが交渉にファンブルして変なもの押し付けられたり、布都さんが絡んできた不良を殴ってタクシー代にしたり。…うん、何やってんのあんたら。
 最後に死体調達にかかったお金を晶乃から脅し取って徴収して結となった。…最後に「ここは俺達がもっておいてやろう」とならないのが外道パーティーのクオリティ。


今回のDD的イメージ

布都 :『キジルシ』。いや、だから何でそんなに喧嘩っ早い?次は戦闘させますね。
則大 :『ペテン師』。交渉が冴える冴える。どうでもいいが鳩は自重してください。
マイク:『走り屋』。今回も渋い役をこなしていました。縁の下の力持ち。
ユキノ:『キジルシ』。重症なのに自分で治療したことを免じて。『殺し屋』は次回。
ユーリ:『情報屋』。結局オープニング以外全部引きこもっていた。それでも情報捜索が凄いな。


 実際の結果は、則大さんがまだ書いていなかったので次回のサタスペリプレイのときに。
結果を何らかの方法で教えてくれれば書くんですが。次回でもいいか。
あと皆、MVPも投票しておくれ。



総評と反省

  • とりあえずは満足
    • やりたいことが一通りできたので。…ケチャップについては何も言わないで下さい。
  • 目的地の有無による行動の早さ
    • 目的地が分かっていると、そこに向かって一気に進もうとするね。調査とかを楽しみたいなら、目的地はぼかしておいたほうが良いかも。
  • プレイヤーの積極性
    • プレイヤーによって積極的に絡んでくる人と、そうでない人がいる。楽しめればそれでいいんだが、主役張りたい人は言ってください。考慮はするよ。考慮、は。
    • 暇しているPCがいたってのもある。これはどうにかせんとなぁ。
  • 戦闘起きなかった!
    • TRPGでまともな戦闘が起きなかったってのはすごい気がする。あったにはあったが、一番ダメージ食らったのが蜂の巣にされた車だし。


 ともあれ、これで彼らは[山田家]、[B−made]というコネを手に入れました。[B−made]は敵になるだろうな、と思っていただけに嬉しい誤算。これでミドリさんを連絡役にできる。



 第2回のプレイはこうして終わった。ちょっとしたミスが多かったのですが、それでも一緒に遊んでくれたプレイヤー達に、そして10kb強もの駄文を読んでくれたPCの前の人に。ありがとうございました。次回は悪い警察sかロシアンマフィアが相手だ、といって筆を置かせていただきます。

 …メイドの元ネタは言わないほうがいいかな。似ていないし。

 …あと、シーンを妄想してSS書いていいものかね?否定的なコメントとか無ければこっそり書いてみたいんだが。