ナイトウィザード2nd 第2回「風雲!!アンゼロット宮殿」その1

と、いうわけで今回は他のGMさん達と同じ感じで書こうと思います。

今回は残念なことに回復役のヤルセ=ナスを使っている人が参加できなかったので、他のプレイヤーの皆さんで操ってもらいました。
それから今回はGMの操るNPCとして、七里天音がパーティーに加わりました。しかしこのNPC、何かありそうです。冒頭のシーンや、エキストラのNPCの話がそれを物語っています。っていうか、何か無きゃ出さないんだけどね(GM談)…。

さて、前回は最後のところで7人のエミュレーターがアンゼロット宮殿の玉座に直通している秘密のゲートに入っていくのを目撃し、それを追いかけて何かに弾き飛ばされて終わったので、今回はそこからです。
といっても、最初はNPC七里天音の回想シーン(プレイヤーは知っているけどPCは知らないという設定)からです。
アンゼロット宮殿の地下にある明かりが無く、窓もあまり無い廊下。時折稲光に照らされながら天音が一人で進んでいく。そして廊下の突き当たりにあった古い扉を開きその部屋に入ると、そこには石でできた何かのレリーフがあった。「…これは、」天音がつぶやいたとき後ろから扉を開く音がした。「こんなところで何をしているの?」アンゼロットだった。「すいません、このフロアには来たことが無かったので、少々迷ってしまいました。」天音は振り返ると答えた。「そう、それでは戻りますよ」アンゼロットはそういうと、説明は必要ない、といった感じで天音にも戻るように言った。天音はアンゼロットに続いて部屋から出て行くが、チラリと何か含んだような面持ちで振り返る。そのとき大きな雷鳴がとどろき、レリーフが照らし出された…

次はPCのオープニングで、ダイスを振ったところディフェンダーのシミュティルテュが選ばれた。テーマは悪夢で、他のプレイヤーに引っ掻き回してもらった。
シミュは一人で路地裏のラーメン屋でラーメンを食べていた。「おい、あんたの店は客にエミュレーターを出すのか」隣の客が店主に言った。「ウッセー、こっちはこの商売を親子で50年続けてるんだ。」店主が答えた。するとシミュが食べていたラーメンが意思を持ったように口の中に次々に飛び込んできた。何とか対抗しようとするものの、どうにもならない。ラーメンエミュレーターはのどにつまり、徐々に呼吸困難になっていく。そのなかで、シミュは考えていた(なんなんだ、いったい…)

そこでシミュは目を覚ます。そして辺りを確認すると、どうやらベッドに寝かされているようだった。周りには一緒にゲートに飛び込んだ5人と、見覚えの無い白衣を着た男がいた。

っと、ここでもうすぐ次の講義だから、続きはまた今度。